中尾山 〜 赤帽子山 〜 丸笹山  2009/04/18
HOME Link1 Link2 Link3 Link4

− 中尾山 〜 赤帽子山 〜 丸笹山 ピストン − 

剱山に登る時、何時も気になる山がある。

グラススキーの中尾山(なこやま)高原から続く赤帽子山への従走路は、

昔、家内と山に登り始めたばかりの頃良く歩いた。

お互い40代の頃だった。

年に数回しか山歩きをしていなかった時に何故か良く歩いた。

緩やかな稜線を辿ると突然360度の眺望。

剣山や次郎笈は勿論、三嶺なども目の前に見える。

「何時かは私達も三嶺に登りたいね」と話し合ったものだ。

その後、何故か10年以上訪れていない。

まだ暑くならない内に登ろうと家内に言うと

「それなら丸笹山まで行ってみたい」と言う。

と言うわけで朝5時半には家を出発。

川井峠に来ると先週満開だった枝垂れ桜はすでに散っていた。



中尾山の栗園は、放棄されていて無料で栗拾いが出来ると聞いていたがいつの間にか観光栗園になっていた。

平成荘に近くなると桜が満開。



誰もいない中尾山高原は静か。

桜は丁度満開。



平成荘前に駐車



グラススキーゲレンデから登山開始

7時20分



シロモジが咲き始めている。

ゲレンデを登り切り遊歩道に入る。



林道を横切り、古い道標に従い登っていく。



湿原との分岐を過ぎるとコミヤマカタバミが群生しているがまだ花を閉じている。



7時54分中尾山の東屋(展望台)に到着

実は中尾山の頂上は此処から北にあるのだが帰りに寄る事にする。



八面山が目の前に見える。

古い標識がある。

この標識の字体は赤帽子山の山頂標識と同じだ。



以前はなかった標識



岩を下るところにタムシバが咲いている。



色々タムシバを見てきたがこんなに花付きの良いのは初めて。

青空に映えて素晴らしい。



ブナも芽吹き前の柔らかな姿を見せている。



次々にタムシバの大木が現れる。



いったん下ってから登っていく。

雰囲気の良い道が続く。



ヒメシャラやブナやミズナラの芽吹き前の競演



こんなに簡単に登れる山なのにブナなどの古木が多い



緩やかな尾根を登っていく



ミズナラの芽吹きか?



ユキザサの芽が沢山出ている。

もうすぐ咲きそう。

セントウソウの小さな白い花があちこちに咲いている。



立派な樹だなあ



尾根を右にトラバースしていくと赤帽子山へと右に曲がる。



目の前に剣山から一の森への稜線が広がる。



ツツジなどが少し赤く芽吹いている。



山頂かと思ったピークは三角点。

山頂は先にある。



塔の丸の向こうに三嶺が美しい



目の前に矢筈山系



8時59分

赤帽子山到着



剣山が目の前

なんと昔の標識が無くなって新しいのと変わっていた。



丸笹山に向かう。

丸笹山の右には塔の丸、三嶺



剣山と丸笹山に向かって進む



雑木林の中をどんどん下って行く。



100mほど下るとウラジロモミの生えている笹原に出る。

広くてキャンプなども出来そうな素敵な場所だ。

こんな所に小屋でも建てて住んだら素敵かな?



ここから439号線に下りる事が出来るらしい。



ピークをいくつか越えていく。

疲れた足に登りが堪える。



夫婦池からの分岐を過ぎて登る。



苔の美しいところを登っていく。



10時11分 丸笹山到着

登山口から約2時間50分

古い標識がお出迎え



剣山、次郎笈を見ながら行動食タイム



塔の丸、三嶺



矢筈山系



剣山山頂

人影は見えない。

一の森山頂には人影が見える。



10時36分下山開始



熊鈴が落ちていた



いくつかピークを越えて赤帽子山に向かう



11時47分赤帽子山到着。

昼食にしようと思ったが日影が無く暑くて駄目

先に進む



目の前には東宮山、焼山寺、砥石権現、高城山などの山並みが広がる。



ショウジョウバカマが笹に埋もれて咲いている。



珍しい形のアカマツ



左はユリワサビ?

ユキザサの花芽が少しはっきりしてきた。



コミヤマカタバミが花を開きだした。



コミヤマカタバミとセントウソウ



バイケイソウやヤマシャクヤクが芽生えている



タムシバやシロモジの花を楽しみながら下る。

途中で大きなブナの下で昼食。

小鳥の鳴き声が心地よい。

凍らしたコーヒーが美味しい。



中尾山の東屋から中尾山山頂へと向かう。

北へと荒れた道を下りるとアセビの道へ向かう。



途中で大岩の方に赤テープに従い上がる。



中尾山、山頂

アジサイの道に向かう。



荒れた散策路にはシロバナネコノメソウが一面に咲いている。



何時見ても可愛いなあ



途中から湿原に向かうがもうすでに枯れている。



グラススキー場への道と合流



ヤマルリソウが咲いていた。



14時21分駐車場着。

久しぶりの赤帽子を満喫する事が出来た。

いつもの様にどんどん帰って、風呂上がりのビールの後昼寝。

病み付きになりそう。

里山倶楽部四国