里山の冬 稲叢山 2008/12/21
         

− 花の山は霧の精に包まれていた 静かな稲叢山を歩く −

朝6時に目が覚める。

なんと9時間も熟睡していたようだ。

頭がすっきりして肩も軽い。

早速、朝風呂に入り夜が明けるのを待つ

宿泊者は私達だけ。

貸し切りのレストランで朝食。

五穀米とお豆腐が美味しかった。



食後のコーヒーまでサービスしていただいた。

ところで今日の天気は?

やはり朝から雨のようだ。しかも雷予報??

家内は伊吹山に行ってみたかったらしいが、雪もない小雨の伊吹山ではねえ..

そう言えばこの近くにREIKOさんが良く登っている稲叢山があったはず。

地図も持ってきていないが、いくつかルートがあって

どのルートもお花の散策路だと聞いたような気がする。

地図も持っていないし初めての山なのが少し心配だが、気を付けて登れば大丈夫かなと出発。
本川トンネルを出たところに稲叢山の看板見っけ。
左折する。

本川大橋を渡ると四国電力の建物がある。

此処にも看板があるので間違っていないようだ。

家内が湖畔から登るらしいと言うので湖畔の駐車場を目指すがどんどん登っていってしまう。

この大橋貯水池の湖畔から登るのではないらしい。

カーナビを見ても他に湖など無いのだけれど??

そのうち雨足が強くなりガスで道が見えなくなる。

標高もどんどん上がり1200mを越えた。

この道路、頂上近くまで行くのでは?

カーナビに小さな湖が出てくる。

この湖がそうかな?



いよいよガスが多くなり引き返そうかと家内が言う。

稲村トンネルを出たところに駐車場がある。



立派なブナの木が霧を精一杯吸って立っている。



ここも登山口らしい。

湖畔ではないけれど此処から登ることにする。

しかし此処が標高1340m程。ラクチン登山かな?

電力の保線路らしい道を登っていく。

ゴム長をはいて8時42分出発。



とても良く整備された道は霧のせいかとても良い雰囲気



8時50分西門山との分岐に付く
左へと稲叢山を目指す。 


此処にもヤッホー地蔵が



霧にはブナがよく似合うなあ



9時2分鉄塔に着く。

春には沢山の花が咲き誇る場所らしい。

鉄塔を越えると下っていく。



電力保線路特有の鉄橋をいくつか越える。

まだツルリンドウの実が沢山残っていた。

平坦で綺麗に整備された道は登山道とは思えない。



9時16分 ダム湖からの登山路と出会う。

すぐそばには洞窟ダム湖の標識。

良く解らないが帰って調べよう。



稲叢山山頂への標識に従って右に進む



ブナの朽ちた幹には沢山のキツツキの穴



木の根が多くなりやっと登山路らしくなる。

地元の中学生が名前入りの火の用心標識を沢山設置している。



樹の名前を書いた銘板が沢山道に落ちている。

山頂近くなるとシャクナゲの林となる。

春には素晴らしい花を咲かせることだろう。



突然大きな岩に突き当たるとそこが山頂だった。

9時35分

一時間足らずの行程だった。

皆さんのHPで見た稲叢山山頂は緑に埋もれていたが今は全て葉を落として寒々しい。



祠には沢山のお賽銭

100円玉も多い。

ガスが引かず見晴らしはきかない。

眼下には湖が見えるはずなのに

でも家内は満足して万歳をしている。

風が強いのにそんな岩の端っこに行って大丈夫??



コーヒーを飲んで休んでいると、とても寒くなる。

ゴアテックスの雨具を着用。

親子の山岳会って良いなあ..



9時48分下山開始



ヒメシャラとブナの大樹



ブナの大樹に見入ってしまう



10時42分駐車場着

この道を真っ直ぐ行くと何処に行くのかな?

良く解らないので(カーナビにはこの道は表示されない)もと来た道を引き返す。

四国電力のエネルギープラザでトイレをお借りする。



最初に此処に寄れば良かった。

あのトンネルを越えて真っ直ぐ行くと稲村ダムに着くらしい。

稲村ダムは揚水発電の為の貯水池だとか。

何にも知らなかった。反省!



時間も早いので吉野川に沿って早明浦ダム経由で帰る。

吉野川は大きな岩が転がっている。

早明浦ダムは満々と水を蓄えていた。



湖畔に真っ赤な実が沢山イイギリかな?

早明浦ダムを見学して池田経由でちんたら帰った。

昨日見た鴨島のガソリンスタンドで給油。

レギュラー91円。軽油92円。

ガソリンと軽油の値段が逆転している。安いからまあ良いか。

おまけにティシュ3箱もサービスしてくれた。

多くの客でごったがえしている

その近くの店は10円以上高いので客の気配もない。

大変な世の中だ。

今回の山歩きはちょっと物足りないところもあったが、気分転換ストレス解消。

たまにはのんびり歩くのも良いものですね。