里山の冬 星の岩屋 〜 中津峰山 2009/2/1
         

− 星谷寺から中津峰へ 春の気配を楽しむ −

今日はお高越山か中津峰へ行こうと決めていたので朝はゆっくりと過ごす。

家内はお高越山に行きたいようだったが今年は中津峰を歩いていない。

中津峰は朝立彦からの道を登るか星谷寺からの道を登るか?

星谷寺から登り平石山経由で朝立彦ゲレンデの西側を下りれば周回できる?と思う。

しかし、朝立彦ゲレンデから下る道がどうも良く解らない。

何とかなるさと出発。



勝浦中央橋を左岸に渡り西に向かう。

星谷運動公園の駐車場に向かうといつもはガラガラの駐車場が満車。

おまけに近くの道ばたにもずらっと駐車している。

いったい何があるんだろう?

仕方ないので星谷橋を渡り河原に駐車。

此処の河原は広いので停めるところに不自由はしない。

天気がよいとパラグライダーが下りてきて天井を踏まれるかも?



河原に停めて9時34分、潜水橋の星谷橋を渡る。

目一杯標識のある案内板の駐車場は満員。

何事かと思ったらピストルの音がして子供達が走ってきた。

みんなたすきを掛けている。駅伝かな?

大きな子も小さな子もみんな一生懸命。

縦縞の野球のユニホームの子供がしんがり。がんばって。



最初はカシミールの地図の緑の道を登るつもりだったが、駅伝の手伝いをしている人たちに聞いて

誰もそのような登山道は知らないと言う。

道ばたに看板の歩き遍路の道を行くことにする。

立派な看板がたくさんある。



農家の庭には紅梅が甘い香りを漂わせている。



左へ行くと平野(ツチノコ生息地の標識)此処にはマジでツチノコの標本がいくつも残っているそうだが?



標識は星の岩屋へ真っ直ぐ行くように示している。



しかし、私達は遍路札の示す野田尾へと左折する。



少し青みがかった梅も満開。

日当たりがよいせいか春が来るのが早いみたい。



ホトケノザが満開。

ナズナやオオイヌノフグリそしてハコベは花が開いていない。



ミカン園の中をのんびり歩く

岩を彫って石像を沢山祀っている。



凸凹の赤い実がたくさんある。

葉はサネカズラのようだけど?

keitannさんと蘭ちゃんからやはりサネカズラの実の跡だと教えていただきました。

オオイヌノフグリが花を開きだした。

私の大好きな花。

帰化植物だけど可愛くて、春が来る喜びを教えてくれる。



観音像やお不動尊も祀られている。

お顔を拝見しながら歩くのも楽しい。



立派な舗装路を渡りまた登っていく。



千手観音と弘法太子が仲良く並んでいる。



眼下を見下ろすと車が停まっている。

何処かへ登っているのかな?

その向こうには段々畑のミカン園



顔が三つの観音様も



此処までは痛んでいるけど舗装路で軽トラなら走れそうな道だったが突然沢を渡り山道となる。

岩屋谷川かな?



急な階段の途中にも多くの観音像。

石山寺とか彫ってある。

ジャノヒゲの実が落ちていて目立つ。



10時17分車道に飛び出るとそこは星谷寺。

しゃれたバイクが停めてあった。



こんな所に馬頭観音が



生木不動尊を拝んでから観音堂へ



此処には阿波秩父観音霊場第17番札所と書かれている。

12面観音菩薩が祀られているようだ。



お参りして裏見の滝へ



水量は少ないけど陽の光がキラキラ輝いて美しい。

しばらく見とれる。



滝の水のきらめきにも春の気配がする。



仏様や観音様が沢山祀られている。



ゆっくりお参りをしてから出発。

ここから足に応える階段道。



石仏の分岐から右へと登る。



四国の道の階段はヨイショがいる。

汗ビッショリになる。

大岩のところで長靴にヘルメットの三人の男性が下りてきた。

灰焼谷川(岩屋川の支流)を遡り「とどろの滝」から沢を這い登って中津峰に登ってきたそうだ。

色々な登山路があるんだなあ。



11時28分広場に着く。

風が強く汗ビッショリの体が急に冷えていく。

急いでジャンパーを着込む

下山者2名に出会う。



風が轟々と音を立てている山頂11時39分着。



山頂には相変わらず大勢の登山者。

外人の若者もホームステイ先の母娘と一緒に登ってきている。



阿南の町もくっきり。



風をよけて皆さんと一緒に食事をしようと思ったが大勢登ってくる。

私達は下山途中の暖かいところで食べることにして出発。



大岩の手前で何時もよく見かけるふっくらとした女性と旦那さんが星の岩屋方向から登ってきた。

大岩でいつものラーメン&巻き寿司の昼食。

コーヒーた味わってから仏石に向かう。



仏石の遍路札があった

この建物にも阿波秩父観音霊場第17番と書いてある。



いつ来ても特別の雰囲気のある場所



大銀杏も春を待っているみたい。



時の流れが渦巻いて淀んでいるような場所で長居は出来ない



林道を星谷寺に向かう。

舗装工事をしていた。

一年に10m位進んでいる。

完成は何時のことだろう。



勝浦の町を見下ろす。



ガードレールの隙間にコンクリートの階段がある。

此処から下りることが出来るようだ。

あの地図の緑色の道かな?でも急そう。

星谷寺が見えてきた。



洗心の滝はツルツルした一枚岩



それにしてもしゃれた看板だなあ



いつのまにか立派な駐車場も出来ている。

あの車は先ほどのご夫婦の車かな?

道ばたにはハコベが群生して陽の光を浴びている。



オオイヌノフグリも沢山花を開いている。

平石山の斜面は段々畑のミカン園



此処を畑と書いている方へ進むと「とどろの滝」へ行くことが出来る。

とどろの滝以外にも沢山の滝があると言う。



テンナンショウの実が残っていた。



ツチノコ神社?

星谷スカイロード?

桜快道?

立派な車道があり灰焼谷橋を渡る



平成10年に完成した農免道路だった。

桜がずっと植わっている。

春になれば見事なことだろう。

去年の春に星谷寺でお会いした母娘が素晴らしい桜を見てきたと言っていたのは此処の事なんだろう。



運動公園の小屋のベンチでコーヒータイム

先ほど満員だった駐車場はガラガラ



それにしてもユニークな看板。

勝浦の名所が全て書かれているみたい。

14時32分駐車場着。



もう一度中津峰山を振り返る。

頂上のアンテナ塔がくっきりと見える。

春になったら山野草を楽しみながらゆっくり歩きたいなあ。

あれっ!平石山から周回する事を忘れていた!

頂上があまり寒かったので忘れてしまったんだ。

また次回チャレンジしよう。