高丸山 残雪 2009/02/11
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− ぽかぽか陽気の高丸山で残雪を楽しむ −

今週に入ってから春のような暖かい天気が続いている。

おまけに月曜日には暖かい雨が降った。

近場のお山の雪は解けてしまった事だろう。

家内は残念そうだが、仕方がない。

上勝の千年の森ふれあい館にちょっとした用事があるので

前回本当の山頂に行っていない山犬嶽に行く事にする。

高丸山とセットで行こうかというと、山犬嶽を下から棚田などを楽しみながらゆっくり登りたいという。

それでは上勝町役場から野尻の棚田を見て樹齢1500年の久保の大杉を見て山犬嶽に登ろう。

帰りは旭に下りようかな。

ところが月ヶ谷温泉をすぎて高丸山が正面に見えるようになると、高丸山の北の斜面が白く輝いている。

「雪が積もっているよ」と言う事で急遽高丸山に登る事にする。



8時27分駐車場着

ここまで全く雪は積もっていなかった。

現地案内書の小屋に貼られた登頂札

ふれあい館で登録してもらえるらしい。

帰りに私達も登録しようかな。



なんと言う事雪が全くない。

あの白く見えたのは何だったのかな?



保全地域にはいると突然雪が現れる。

良かった。家内の機嫌が良くなる。

あれっ!足跡がある。

今日は先行者が居るみたい。

と思ったら樹木をなでさわったり写真を写したりしている男性が居る。

大学の先生かな?

挨拶して先に進むともう誰の足跡もない。



ヤッホー地蔵が新しくなっている。

最近は石にマジックで書いているのが多くて心配していたが、また彫り始めたらしい。

年末にはなかったので最近来られたらしい。



青空にヒメシャラやブナが美しい。



こんな素晴らしいブナの自然林を二人だけで楽しめるとは幸せ!

若葉も紅葉も素敵だが葉を落とした今の季節のブナは裸の綺麗な姿をしていて特徴がよく解る。



三つ尾の峠まで来るとブナが植林されている。

以前に植林されたのはみんな消えていて昨年10月に植林されたのがまばらに育っている。

「大きく育って」子供達の願い通り大きくなって100年後には実を付けて欲しいね。



三つ尾の峠からは南斜面を登るので雪が少ない。



見晴らしの場所まで来ると雪が多くなる。



千年の森のボランティアの植林地帯を見下ろす。

私の勤めている会社も植樹ボランティアに参加していて今まで500本ほど植樹している。



左に西三子山が見える。

もうすぐ福寿草が咲き始めるだろう。楽しみ。



9時23分頂上着。

先日の雨は此処では雪だったのか。

新雪が積もっていて動物の足跡だけが付いている。

歩き回るのはもったいないようだが気持ちがよい。



目の前に雲早山。

結構雪が多いなあ。



高城山も真っ白。



剣山方向はガスの中。



北の斜面を下りていくと雪が深い。



吹きだまりでは太股まで埋まる。

雪がないと思っていた家内は大喜び。

あっちへ行ったりこっちへ行ったり。



急坂は尻セードで進む。

リョウブやヒメシャラの林を下りていく。



ああすてきだなあ..



アセビが増えてくると樹木に鹿避けネットが巻いてある。



この樹はモミかな?



旗立てにつき山犬嶽への縦走路を偵察。

何時か縦走したいなあ。



ブナの谷にやってくる。



この谷にはブナの古木が多い。



柵で囲って鹿の食害調査をしている。

見た感じではネットの中も外も笹や樹木の様子は大差ないようだけど?



第一周りを見渡しても鹿の足跡など一つもないモンね。



ヒメシャラも綺麗だなあ。



何時までも眺めていたいブナ達



繊細さと力強さを感じる。



あれま!登山口で見た男性がまだこんな所に!



高丸山が好きでノートに樹木のマップを書き込んでいるとか。

樹木は動かないのでじっくりと調べる事が出来ると言っていた。

先日の高丸山セミナーにも参加されていたそうだ。



ブナの枝は芸術的



イヌシデとサルナシ



野生動物の足跡がある。鹿かな?

この前のセミナーでは高丸山には鹿が異常繁殖して被害が出ていると言っていた。

しかし、今日見た範囲では樹木の皮が囓られた跡も見あたらないし、足跡も少ない。

針葉樹まで囓られている剣山等とは雰囲気が違う。

笹はかなり囓られて居るみたいだけど。



ゆっくりとブナを見ていたら家内が天気がよいのでこれから山犬嶽に行こうと言う。

これは急がなくては。

登山口に向かうと沢山の足跡。

車が4台ほど停まっていた。

新雪を踏み散らしてごめんなさい。

10時43分駐車場着

里山倶楽部四国