里山の春 高丸山 2009/05/04
         

− アケボノツツジとブナの新緑を楽しむ高丸山 −

先日の砥石権現、高城山ではまだブナは芽吹いていなかった。

ブナの新緑を見に行きたいなあ..

そう言えば5月5日の高丸山のお祭りでは例年ブナが芽吹いている。

早速、高丸山に向かう。



10時24分と遅い時間であったが駐車車両は4台。

やはり連休は皆さん遠くへ出かけているのかな?



前を親子三人が歩いている。

息子さんが大きなカメラを持っているのでブナの撮影に来られたのかな。

エイザンスミレやタチツボスミレが斜面に群生している。



シハイスミレのピンクが一際目に付く



ヨゴレネコノメソウとタチネコノメソウかな?



水場にはシロバナネコノメソウも。

やっほう地蔵がまた増えている。



ブナの林床にはヒナワチガイソウ



ブナの新緑が眩い。



新緑の香りに包まれて自分まで青春の真ん中にいるような気分



ヒナワチガイソウとシハイスミレ



白樺の新緑が美しい三尾の峠を過ぎて登山道を行くとミツバツツジがチラホラ



なんとアケボノツツジがあちこちに咲いている。

高丸山にもアケボノツツジが咲くんだ。



11時22分高丸山山頂着。



頂上には阿南から来られた4名の女性。

皆さん日本中の山を登られているらしい。

この25日には雲早山から高丸山まで縦走する予定とか。

私達も連れてって欲しいなあ。

目の前に雲早山への縦走路が続いている。



雲早山への縦走路を少し進み、西三子山からの縦走路の急坂を下り岩場に立つ。



此処からの眺めは素晴らしい。

周りはアケボノツツジだらけ。



花芽は少ないようだが丁度花の盛り。



一旦登り返し、雲早山への急坂を下り岩場に来る。



山肌をピンクに染めるアケボノツツジを堪能



また急坂を上り返し高丸山へ。

昼食をゆっくり楽しんでいると、親子4人組が到着。

娘さんは山登りが苦手らしく愚図っている。

お先に失礼して下山



旗立てへの北斜面はミツバツツジの花盛り



?とミツバテンナンショウ



フウロケマンかな。



ブナの谷に下りてくると煙るような新緑



芽吹いたばかりのブナの葉は小さくて緑の紙吹雪みたい。



秋の紅葉も素晴らしいがやはり今の時期のブナが一番美しい。



何時までも見とれていたい。

ため息が出るほど素晴らしい。



新緑の香りがかなり強く漂う

体の中までリフレッシュするみたい



大型カメラを携えたお年寄りがやって来る。



何時までも佇んでいたいが、そろそろお別れ。



タニギキョウが小さな花を開いている。

小さな花のツツジは?



ブナの葉に丸くて可愛い毛玉が?

千年の森ふれあい館のお嬢さんと蘭ちゃんに「虫コブ」だと教えていただきました。

ブナハアカゲタマフシと言って中にタマバエの幼虫が1匹いるらしい。

この可愛い毛玉はブナの葉の変形らしいが何でこんな物が出来るのだろうか?



この花は葉が細くないのでワチガイソウかな。



ヒメシャラも芽吹き始めている。



散策路にはブナの実生がビッシリと出ている。

小さくても立派なブナの葉の芽生え。

こんなに沢山芽生えてもブナの成木になれるのはほんの僅か。



徳川家の紋に使われているフタバアオイ。

赤い実が可愛い。



下山して帰宅途中に鳥居が新しくなっていた。

前から気になっていたが此処は高丸山の遥拝所だったんだ。



鳥居の向こうに確かに高丸山の頂



昭和11年の古い標石もある。

帰りに千年の森ふれあい館によると大勢の子供達で大賑わい。

今月末に山の案内人の勉強会があるらしい。

今日は、少しの歩きだったがブナの新緑に包まれて幸せなひとときを過ごす事が出来た。

連休も後二日。

もう一回ぐらい何処かの山に行ければいいなあ。