剣山 ニホンカモシカ 2009/02/28
HOME Link1 Link2 Link3 Link4

− もう春なのか剣山 −

天気予報では良い天気になりそう。

剣山に樹氷見学に出かける事にする。

家内が見の越までの道路の雪が大丈夫か心配する。

今年は暖かいから大丈夫とは思うが夕べも雨だったので、もしかしたらかなり積もっているかも?



しかし山道に入っても全く雪は無し。

第7ヘヤピンを越えても雪は無し。

スキー場まで来るとやっと道が凍結して1pくらいの積雪。

夫婦池でトイレ休憩

此処も拍子抜けするほど雪はない。



見の越に近づくとまた道路に雪が無くなる。



駐車場には一台も停まっていない。

今日も一番乗りかな?

天気が良くなってきたようだ三嶺が明るく輝いている。

でも雪が全くないなんて,,今まだ二月だよ。



9時21分出発

気温はマイナス一度



こんな所にも三嶺の鹿駆除のお知らせが。

明日から始まるようだ。



登山道には野生動物の足跡がビッシリ。

中に私の足跡くらいの大きな足跡が?

熊か?

指が4本くっきりと見える。

しかし爪跡が付いていない。

??

家内はこの新しい足跡に怖じけつき帰ろうという。



この怪しい足跡は笹を踏み倒して谷に降りている。

その側の木は鹿の皮剥ぎ跡

何の足跡か解らないがこの先には怪しい足跡はない。



また怪しい足跡があれば考える事にして先に進む。



そのうち雪が多くなる。



鹿のツボ足が多くなる。

皮剥ぎ跡も..



矢筈山系が目の前に



西島神社をまわり登っていく。



剣山の斜面は真っ白





次郎笈も真っ白





三嶺と塔の丸の間に東予の山々



10時11分西島着。

向こうに矢筈山



今日は誰も来ていない。

丸笹山と赤帽子



刀掛けの松コースの尾根道を上がる事にする。

振り返ると塔の丸の左右に三嶺と矢筈山



木屋平の町の右には砥石権現、高城山や高丸山

本宮山や焼山寺もくっきり



吹きだまりではズポッと落ち込む。



刀掛けの松に着く



枝折神社にお参り



いつもはセメントの階段の道も埋まっているが雪は少ない。



ぶら下がっているこのペンダントは何だ?電子機器のようだ。センサーか?

ペットボトルを加工して雨よけにしているのか沢山設置してある。

温度/アラームデータロガーと書いてある。

温度異常があるとアラーム信号を発信するペンダントのようだが

その信号は何処へどうやって送っているのだろうか?



三嶺の右肩に石鎚山だろうか白い山が輝いている。

その右は赤星山まで続く赤石山系の山々だろう。



頂上が近づきトラバース道に来ると雪が深くなり家内も時々ツボ足となる。

体重が家内の倍以上ある私はツボ足ならぬツボ腰となり抜け出すのに大変。

鳥達が騒いでいる。

小汚い声でなく大形の鳥が多いが撮影できるほど近くには来ない。

アカゲラがその赤い後頭部を見せながら木々の間を伝っている。



鳥居の下も積雪は一メートル無いくらい。



剣山頂上ヒュッテ11時8分着



目の前に高城山や高丸山。

そのずっと向こうには和歌山の山々が..

高丸山の左奥ず〜っと向こうに雪を抱いた高山が見える。

伊吹山、南アルプス?まさかね。



頂上もほとんど雪はない。

二月の剣山とは思えない。



宝蔵石神社の祠の向こうに高城山



風もなく寒くないが天気は良くない。

小雪がちらつく。



三嶺は綺麗な姿をしているね。



頂上標識で記念撮影。

振り返ると一の森



次郎笈を見に行く



次郎笈から三嶺への縦走路



剱山本宮で昼食。

11時52分下山開始

登る時私がツボ腰になった穴を見て笑い転げる家内。



丸笹山に向かって慎重に下って行くとご夫婦が登ってきた。

ズボズボ埋まってと言っておられた。



三嶺の奥には雲海が..



西島手前で単独行の男性と会う。

今日はこれで三人。

少ないなあ。



西島でトイレをお借りしてどんどん下る。



朝怪しい足跡のあったあたりで突然真っ黒な動物が飛び出して山肌を走った。

熊かっ!!!

一瞬心臓か゜凍った。

少し向こうで止まってこちらを見ている。

なんだ!ニホンカモシカじゃないか。

驚かさないでくれよ。



ブナの木陰で私達が立ち去るのを見ていた。



13時10分見の越着

駐車場には香川ナンバーの車が三台。

二台は先ほどお会いした方達の車だろう。

残りの一台の車はご夫婦が出発準備をしている。

「雪はどうですか?アイゼンはいりますか?」

「要ると思いますよ」

「今から登るのですか」

「途中までちょっと登ろうと思って」

お気を付けてと別れたが、簡単と言っても2000m級の冬山に一時過ぎから登ろうなんて,,



久しぶりに旧一宇村の「つるぎの宿岩戸温泉」に立ち寄る。

新築なった岩戸温泉は綺麗でお湯も昔のままなめらかで素晴らしい。

値段も400円のままなのがうれしい。

風呂の裏には穴吹川より綺麗だと思う貞光川の清流。

雪が少ないのには拍子抜けしたが冬の最後の日に剣山を楽しむ事が出来た。

明日からは春となる。

また山歩きの楽しみが多くなる。


里山倶楽部四国