里山の冬 お高越山 雪景色 2008/12/06
         

− 一気に寒気がやってきた 四国の山は雪景色 −

金曜日の夜半から冷たい雨となった。

大陸から寒気が下りてきているらしい。

お山ではきっと雪だろう。

しかし、まだ冬タイヤに履き替えていない。

剣山や三嶺への道はきっと凍結しているだろう。

しまったなあ..こんなに早く雪が降るとは..

仕方がない近くで雪山を楽しめるところへ出かけよう。

そうだ「雪が降ればお高越山」だ!

朝7時前に出発するとなんと国道でも雪がちらついている。



いつものように、ふいご温泉上に駐車。

先行者の車が一台

7時36分電力保線路から出発。



最初はふかふかの落ち葉を踏みしめて登っていく。



そのうちに雪が、だんだんと多くなる。



ムラサキシキブにも雪



46番鉄塔まで来ると雪山の雰囲気



フユイチゴも寒そう。



鉄塔分岐路8時32分



松の雪が落ちてきて首筋に入りひやっとする。

8時45分林道に出る。

ガチガチに凍っている。



お高越山はガスの中

中の郷で先行者4名に追いつく。



雪が水分を吸っているせいか足について団子になり歩きにくい。

いつものお寺の境内を掃除されているお年寄り二人が駆け下りてくる。

だんだんと雪が深くなり、先行者の4人グループが難儀している。



不動尊横の小屋で休憩

暖かいコーヒーが美味しい



やはりお高越山には雪が似合っている

とても良い雰囲気



急な階段は注意しなくっちゃ!

雪を踏みしめ一段一段登る



静まりかえった高越寺の境内

踏み石は綺麗に雪が掃き清められている。

10時14分



とりあえず頂上に向かう

熊笹に雪が積もりお化けのよう



高越神社には誰の足跡もない

静かにお参りをする。





意外と深い雪の中を頂上に向かう



お大師さんが、雪の中しっかりと踏ん張って迎えてくれた。

僧衣に粉雪が舞い墨絵のような雰囲気

10時27分



見上げれば満天のブナ



ブナとお大師さん

雪になんかまけないぞ!



記念撮影後高越寺に戻る

雪か激しくなりとても寒くなってきた



山門で来年の十二支の丑を探す。



雪の中に静かに佇む本堂



天狗様にも少し雪

氷柱がすでに沢山成長していた



休憩所に着くと閉まっている。

寒い中で食べないといけないかなと思っていたら、堂守のおじいさんが戸を開けてくれた。

石油ストーブに火まで付けていただいた。

おかげで暖かく食事が出来ましたありがとうございます。

途中で市場のご夫婦が到着。

お湯を分けていただいてインスタントラーメンを食べる。

寒い日にはやはりカップラーメンだなあ!

外に出るとなんとマイナス4.5度

11時32分下山開始



中の郷の近くまで下りてくると阿讃山脈に陽が差して輝いて見える。

大滝山、竜王山、大川山も冬景色



ツルウメモドキの実が鮮やか

12時26分中の郷着



振り返ると高越山がくっきり



どんどん下りて鉄塔広場で休憩

市場のご夫婦も下りてこられた。

目の前に見える吉野川の向こうの町が市場町だと教えていただく。



奥さんは以前から時々山歩きをされていたようだが、

ご主人は昨年雲早山に登ってから病みつきになり毎週のように山に登っているとか..

13時35分登山口着

ふいご温泉で冷えた体を温める

里山でも雪山を楽しむことが出来た。

やっぱり「雪が降ったらお高越山」だね。