里山の冬 山犬嶽 2008/12/27
         

− 上勝山中日本庭園 山犬嶽 −



高丸山から下りてきて旭の千年の森ふれあい館に寄る。

山の学校 自然の宿あさひがある。

宿泊施設もあって山のことを楽しく学べるそうだ

ふれあい館では二人の女性がいて、山犬嶽のことをお聞きすると親切に地図で説明してくれた。



ふれあい館から少し下ると上勝バイオの工場の手前を左に上がる道がある。



樫原の棚田を過ぎて狭い道を行くと行き止まりになる。

作業中のお年寄りに「山犬嶽は此処から登るのですか?」とお聞きすると

「此処ではないよ。少し手前のバス停の所から左に上がったところだよ」

どうも分岐を見落としたみたい。

この辺の人家はしっかりと人が生活している。

廃屋は見あたらない。

神山の奥など廃屋だらけなのに..

やはり彩りの事業のせいなのだろうか?



分岐からどんどん細い道を上がると無料休憩所がある。

立派な木造の休憩所だ。

棚田の作業をする人たちの為に建てたのかな?

そのまま進むと秋葉神社と山犬嶽の分岐の大きな看板。

山犬嶽方向に進むと突然、人家の庭に入ってしまう。



此処に登山口があるが、この庭に停める訳には行かない。

引き返して畑仕事しているお年寄りに駐車の許可を得て畑の横に停める。

やはり無料休憩所のあたりに停めるべきだった。



看板を見ると道が沢山交錯しているみたい。

あれっ!先ほど戴いた地図とマーク2さんのレポートを車の中に忘れてきた。

取りに帰ろうと思ったが、まあ何とかなるだろうと出発。

これが後で大失敗の原因となる。



11時18分出発

もうタチツボスミレが咲いている。



最初はハイキングコースを登ることにする。

林床にはミツマタが沢山植えられている。



山犬嶽の説明板

1660年に山が崩れたとか?

長すぎて最後まで読まずに出発 。

これが次の大失敗。

最後の二行に大事なことが書いてあった。



苔むした岩がゴロゴロ転がっている中をハイキングコースの矢印に導かれて進む。

赤茶けた火山岩のような大岩が多い。



樹木の案内板が沢山着いている。




大岩を回り込むと岩ノ下が洞窟のようになっていて金刀比羅宮が祀られている。



ミニ88カ所の石像が岩の下に並んでいる。



大きな石の割れ目を通り抜けると、展望石がある。



這い登っていくと素晴らしい眺望

後ろには山犬嶽の頂上らしき頂も見える。

あれっ!尖りが二つあるどちらが山頂かなあ..



まるで庭師が配置したように苔むした石が並んでいる。



コースはうまく岩を越えたり下ったりして続く。

ミニ88カ所があっちこっちに散らばって設けられている。



突然訳のわからない看板。

私達はハイキングコースを進んでいるのだから左かなあとハイキングコースに進む。

しかしどんどん下っていく。おかしい。引き返して参道の方に進む。

しばらく行くと階段道となる。



また道と交錯して急階段を登ると86番の志度寺を過ぎるとすぐに東光寺に着く。



薬師像

お寺の左奥に88番大窪寺がある。



頂上へは何処から登るのだろうか?

東屋の向こうにトイレがありその前に一番霊山寺



ミニ88カ所には白い足形がある。

お砂踏みのような物か?



更に進み2〜3番の案内板のあるところから踏み跡が上に続いている。

杉の植林の科を登る



急坂に登山靴のソールが落ちていた。

12時25分祠に到着。



役行者と前鬼・後鬼の石像がある。



大樹の横を回り込むと頂上。標高997.2m



山頂で記念撮影



お久しぶりです?のキティ山岳会の標識



大岩に座り昼食タイム。

天気が良くて日が照っているがとても寒い。



のんびりした後下山開始。

あれっ!何か忘れているような???



東光寺に着くこのお寺は名前はお寺だが拝殿や本殿のある社殿や鳥居は完全に神社。

本殿の屋根にはお寺のマークの卍が?



立派な杉が並んでいる。



寒いと思ったら3度だ

杉並木を下りていく



石鎚神社がある。

ミニ天狗岳に鎖まである



鎖を登ると頂上にはミニ石鎚神社



ハイキングコースとの分岐を真っ直ぐ進む



山の神様って?



堂々とした大樹がある。

何の樹かなあ?



岩の下に祠があるのでこれが山の神様かな?

お参りして引き返す。

それにしてもでかい樹



水苔の見所という看板から右に曲がる。



水気が無くて乾いているのが残念だがそれでもこの寒い冬にもまけず青々としている。

梅雨の季節にはとても綺麗だろうなあ。

苔とブナの林の取り合わせが素敵



68番神恵院はケルンのような石積みの中



たっぷりと水苔の景色を楽しむ



13時30分登山口に下りてくる。

かまどの煙が懐かしい。



柿と青空

春ももうすぐ



月が谷温泉に立ち寄りまったりと過ごす。

道路脇には10月桜と水仙の花



10月桜のピンク色の花が鮮やか

帰って山犬嶽のレポートを読み返す。

しまった!!

山犬嶽は双耳峰で私が頂上だと思ったのは行者ヶ丸。

山犬嶽頂上は西峰の方だったらしい。

案内板にもしっかり書いてあったのに...

まあいいか。今度またリベンジすれば良いや..

次は高丸山からの縦走がしたいなあ。