知床トレッキングU    2008/09/21〜24
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− 網走から知床へ −

カラフトマスの遡上 オシンコシンの滝 オロンコ岩 フレペの滝 知床五湖

5時頃目が覚めると気持ちの良い朝

気温は8度

網走湖を見ながら温泉に浸かり、美味しい牛乳の朝食を済ませ知床に向かう。

まずはすぐ近くにある天都山に向かう。



網走湖畔はキャンプサイトになっていて大勢がキャンプをしている。

この網走湖はちょっと変わっていて、南から網走川や女満別川が流れ込み、

そして北へとまた網走川が流れ出てオホーツク海に注いでいる。

つい、1200年程前まで湾だったらしい。

だから今でも海抜は0m

網走は網走湖の北湖畔から網走川に沿ってオホーツク海までの間にある小さな街。




湖畔にはハマナスがずっと植えられているが残念なことに全て実になっている。

夏には満開で見事だったことだろう。

博物館網走監獄がある。

網走番外地で有名な100年も前の建物が保存されているらしい。

ものすごく広い敷地に入ってみるが、開館は8時。

引き返すと真っ黒な地リスが走り回っていた。



天都山の頂上にはオホーツク流氷館があるがまだ閉まっている。

  

冬にはこの(右の)ような流氷が見えるらしい



海岸線に沿って湖と湿地帯が広がっているのが解る。



頂上広場にもハマナスが一杯植えられている。

やはりみんな実になっていた。



鮮やかな紫の花が咲き誇っていた。



園内を掃除しているおじさんと家内が話をしている。

なんとこのおじさんの、おじいさんのおじいさんは徳島からやってきたそうだ。

今でも徳島には親戚がいてお父さんや兄弟は行ったことがあるらしい。

「徳島にはおらの家の神社もあるんだ。塩田神社と言って屋敷の中にお墓もあるんだ」

じいさんのじいさんだと江戸末期か明治初期に北海道に入植されたのだろう。

色々なところに色々な人の奥深い歴史があるのですね。

「徳島に行きたいけど遠いなぁ」

是非徳島においでくださいと言ってお別れする。



網走の街に下りて国道244号を東へと知床に向かう。

オホーツクの海沿いに走るとすぐ横にJRの釧網本線が通っている。

涛沸湖などの湖とオホーツク海の間を東に向けて走っていくと、原生花園があり大勢が歩いている。

はまこしみず駅の中にある「葉菜野花(はなやか)小清水」の道の駅から国道は南へと下り、

北一号などの、ますの目状の開拓道路を走る。



右手に日本百名山の斜里岳の美しい姿。

斜里町を越えていくと遠音別岳から流れ出た遠音別川の橋を渡る。



ここは鮭の遡上を見学できる場所として有名。

沢山のカラフトマスが集まっていた。

しかし、じっとしている。

堰を遡ったりする光景を想像していたのでがっかり。



オホーツクの海岸を散歩する。

鮭釣りの人が多い。

川に遡上した鮭は捕獲禁止だが、海にいる間は釣っても良いそうだ。

この青い花は何だろう。



またしばらく東に走るとオシンコシンの滝

沢山の観光客がいる。

国道からすぐ上がったところに突然大きな滝があって驚く。



オシンコシンの滝をすぎるとすぐにウトロの町に着く。

ウトロの町は工事中でゴタゴタしている。

道の駅がありその先の信号を左に行くとオロンコ岩がある。

駐車場に困るが、埋め立て地があり大勢が車を止めて釣りをしている。

その横に駐車。

10時丁度着。

網走からは色々見学して2時間半ほど。

この岩は、その昔、このあたりに住んでいた先住民族「オロッコ族」から、この名がついたといわれている。

 高さが60mもある巨岩だ。

   170段あまりの急な石段を上っていくと頂上は平らで、

岩礁が透けて見えるほど青く澄んだオホーツク海やウトロの町並み、知床連山などが広く見わたせる。



急な階段を登りきると平らな場所に着く

一周できるように道が付いている。

エゾトリカブト(汁をアイヌが弓矢に塗ったと言われている)が群生している。



羅臼岳などの知床連山をバックに記念撮影



知床観光船のオーロラ号が停船している。

駐車場の向こうに見えるのは三角岩

湾の右奥にプユニ岬が見える。



しかし観光船のために三角岩との間は埋め立てられていてなんかイメージが..



オホーツクの海はエメラルド色に透き通り吸い込まれそう。



高台に今夜泊まるホテルが見える。

オロンコ岩を降りるとゴリラ岩

本当にゴリラそっくり



ウトロの町を越えて知床半島を東に進む

先ほどオロンコ岩から見えたプユニ岬に着く。

丁度ウトロ港からオーロラ号が出向してこちらに向かってきた。

ウトロ港の左にゴリラ岩。中央にオロンコ岩。その右に三角岩。



知床自然センターに着く。



館内にはいると、観光客が興奮して飛び込んできた。

知床五湖方向に5分ほど行ったところでヒグマに出会ったそうだ。

デジカメに画面一杯に写っているのを見せていただいた。

すぐ近くに出現したそうだ。

車の中にいたので襲われる心配はなかったが、びっくりしたと言っていた。

やはりいるんだなあ。

受付の女性は平然と熊出現の記録をとっていた。

いつものことらしい。



売店で特別良く鳴るという熊鈴を購入してフレペの滝に向かう。

「しれとこ100平方メートル運動」の運動ハウスに立ち寄る。

是非私も参加したいと思っていたが、館内には誰もいない。

参加者の名札が張ってある。

徳島県の所には私の存じ上げている方達の名前がずらり。

第一次の募集は完了し、また新しい運動が開始しているらしい。



運動ハウスの横から突然自然の濃い散策路となる。



えっ! ヒグマの他にスズメバチまでいるの!!



ミズナラと?のアザミ

知床ではこんな低地にミズナラが生えているんだ。



雑木林はカエデやホウノキが多く、四国の山とそんなに変わりない。



雑木林を出ると草原となる。

ガイドに連れられた集団が何組か通る。



30分ほど歩くとフレペの滝に着く



展望台から灯台のある岬が目の前に見える。

エメラルドグリーンのオホーツク海とのコントラストが美しい。

知床観光船のクルーザーがやってきた。





岬の付け根の崖から染み出すように流れ落ちているのがフレペの滝。

地元では「乙女の涙」と呼ばれている。



オホーツクの海はあくまでも青い。



草原の向こうに知床連山が美しく連なっている。

羅臼岳に上りたいなあ。



知床自然センターに帰って昼食。

いくら丼を堪能する。

この後の知床五湖のガイドとの待ち合わせは2時半。

まだまた時間がある。

家内がもう一度滝まで行こうと言う。

今度はゆっくりとたっぷり時間をとって散策する。

一日に二回も廻る人は珍しいだろう。

よく見るとネズミの墓とか色々なコメントを書いたプレートがあちこちにある。

エゾジカが熱心に草を食べている。

人間のことはあまり気にならないようだ。



センターのほうに帰ってくるとオヤジカ、コジカが笹を食べている。

帰ってきてもまだ時間があるのでミズナラの下のベンチで昼寝。



やっとガイドがやってきて知床5湖レストハウスへ向かう。

入植者が放棄した小屋がある。

羅臼への道を右に分けて左へと進む。

しばらく駐車場の入り口で待たされる。



私達の他に6人が一緒。みんな若い。

ガイドは岡部さんという女性。



14時50分出発

まずは一湖に着く。

眺望の開けた明るい湖。

知床の山々と、クマザサの原野を見渡すことができる。

広い湖の向こうに知床連山が美しい。

羅臼岳には雲がたなびいている。



硫黄山の頂上付近には硫黄が露出しているのか白く見える。



一湖をぐるっと回っていく。

湖には沢山フナが泳いでいる。

昔、この地に入植した人たちによって放たれたらしい。



トドマツが多い。

アオモリトドマツと違って背が高い。

ガイドがこのトドマツが大好きだという。

トドマツの葉の一節が育つのに一年。

50センチほどの苗に育つのに10年ほどかかるという。

この女性は広島出身。

徳島の剣山にはよく登ったらしい。


左はピンぼけのエゾヤチネズミの子供。右は(藤川さんの掲示板からお借りしました)

突然ガイドが大きな声を出す。

ちっちゃな2センチくらいのネズミが、目の前を横切り草の根元に入った。

そのまま動けなくなっている。

毛も生えていないエゾヤチネズミの子供だ。

みんなで見ていると、親が顔を出した。

心配そうに穴から顔を出すが、すぐに引っ込んでまた違う穴から顔を出す。

子供から注意を逸らそうとしているようだ。

とても可愛い。

すばしこくて写真は写せない。

キタキツネのえさにならないようにね。



一番大きな二湖。

熊が出たときは、ここで引き返す。

二日前にも熊が出て通行止めだったらしい。



今日は熊が出没していなかったので5湖すべてに行くことができる。

ラッキー。



三湖は真ん中に島がある。



深く熊の爪あとの残った木がある。

この辺は水芭蕉が多く熊の好物らしい。



日が沈んできた。

とてもいい雰囲気



夕方となりエゾシカが沢山餌を食べに出てきた。



羅臼岳等の噴火の溶岩でできた台地に降った雨が溶岩に浸み込むことができずに地下水となり、

その地下水がわき出て湖となっている。

そのため流れ込む川もないし流れ出す川もない。

湖の水は200mほどの断崖から滲みだすようにオホーツク海に流れ落ちる。

ミツガシワは枯れている。この水草は?



五湖にくると静か。



16時53分駐車場に帰ってくる。

ちょうど2時間の散策だった。

(ガイド費4500円/人)

帰りの道にはうじゃうじゃとエゾシカ。

立派な角を持つオスもいた。



ウトロの町に帰りホテルにチェックイン

このホテルのある地は北海道斜里郡斜里町ウトロ香川と言い、

昔、香川県からの入植者の人たちによって開かれた場所だ。

綾歌郡の人たちが入られたらしい。

大変苦労して、開拓したが殆どの人が挫折したそうだ。

今は観光地としてにぎわっている。



このホテルはチョウ豪華。

風呂も立派。料理もすごい。

明日は天気が不安定だという。

羅臼岳登山でガイドと相談するが、他に誰も申し込みがないし、熊も出そうだし、雨のようだし!!

結局中止して羅臼湖トレッキングに行くことにする。

残念だが仕方がない。

里山倶楽部四国編